mynooのブログ

酔った勢いで日々思ったこと感じた事を気まぐれで文章化します。

ブレるシステム開発の目的

何千人という規模のSIerに勤めている。

 
うちの会社では品質の担保のために、第三者による点検が多々ある。
この点検がなかなか厳しく、プロジェクトは途中からこの点検を乗り切ることに変わる。
 
目的と手段が入れ替わる。
 
特に製造工程に入ってから厳しくなる。
 
個人的には、SS工程以降はあくまでシステムを構築するための手段であるから、そこまで厳密に
こだわる必要がないと思っている。
もちろん画面に表示する値とDBとのマッピングや、e-r図など一部のドキュメントは厳密なものが必要だとは思う。
でも、ロジックを記述したものについては、実装するためのメモ書き程度の位置づけだと思っている。開発者が考えを整理するために作成するもので、第三者があーだこーだ言うものではない。
 
それよりも費用や期間の見積もり時に一番厳しく点検してほしい。
その後のプロジェクトの運営に関わる一番大事な意思決定だというのに、えいやで決めてしまう。
えいやで決めた見積もりに作業を納めるために無茶なスケジュールを組まされる。
 
無茶なスケジュールにも関わらず、第三者点検のための作業が発生する。
ただでさえ少ない時間がさらに削られる。
そして炎上する。
そして騒ぎ立てる。
 
おかしい。何かが間違っている。
何のためにやっているかわからない作業ばかりじゃ自分の仕事に誇りがもてなくなる。
 
一度でいいから、プロジェクトの立ち上げから本稼働まで一貫して目的を見失わずに、顧客の顧客のために全力で作業に取り組みたいと思う今日この頃。